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今週18日にスコットランドでは、
イングランドからの独立の是非に関する住民投票を実施。
また、バルセロナを中心とするカタルーニャ自治州政府も
11月に住民投票実施を宣言したようで(拘束力はなし）。
欧州先進国でのこうした動きに、さてドイツはとなると、
やはり国内で特別扱いされるドイツ南部「バイエルン州(州都ミュンヘン)」。
独立となると何かと矛先が向けられるのがここ。
教育水準が高く裕福で、
(バイエルン州を含む3州程度がドイツ全体を賄っている状態)、
オクトーバーフェストやらレーダーホーゼン&ディアンドルなど
伝統的色彩が濃い地域。(FCバイエルンも強し）
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| Pepと奥様、at Oktoberfest |
pic. Metro.co.uk
アイデンティティも独特と言われ、むしろそれを誇りに思っているとも。
ちょいと嫉妬がらみで何かと「バイエルンvs他の州」という形でとりあげられる
ことも多く、バイエルン気質/訛りはコメディでも使われる材料。
メルケル首相率いるCDUの姉妹政党CSUはバイエルン州のみの地域政党とはいえ、
確固とした地位を確立、戦後ほぼ州政府の与党として君臨してます。
(CDUはバイエルン州での活動なし=議席なし）
ということで、今回ももちろんバイエルン独立の可能性ネタ(Süddeutsche.de)。
まずはスコットランドの経過拝見という姿勢ではありますが、
バイエルン在住の一部に行なったあるアンケートによると、
23％が独立を支持、16％があり得る(想像できる)と回答しているとのこと。
カタルーニャの独立投票希望80％にはまだまだですが、
毎年、財政調整によりバイエルンは財政力の弱い州へ拠出しており、
特にこの点はまた議論が再燃しそうです。
ps
ところで、先日スペインでの仕事で聞いた話ですが、
カタルーニャ語はかなりスペイン語とは違うようで、
しかもバルセロナの学校ではスペイン語の授業は週一だけだとか！
別モノ意識が強いのも頷けます。